水素エンジンを搭載

水素エンジンはかつて、「水しか排出しない究極のクリーンエンジン」と言われていた。しかし、実際には窒素酸化物などが発生するのは避けられないため、触媒が必要になるのだそうだ。とはいえ、原子力以上の発電方法がない現在、水素エンジンがもっとも環境にやさしいエンジンであることには違いがない。
水素の発生の実験は、実はかなり危険な実験であるらしい。うっかり教師が引火させてしまい、凄惨な爆発事故になったケースも少なくないんだとか。フラスコは割れると危険なガラス製だから、爆発で飛び散ったはずみで失明した生徒もいるんだそうだ。水素がそんな事故を招いたなんてニュースはほとんど聞かないが。
水素ロータリーエンジンを搭載したRX-8が試作されている。ロータリーエンジンはレシプロと違って、エンジン内のフリクションロスが低いから、この機構に最適なんだそうだ。ただしパワーはわずか100馬力。ノーマルロータリーより150馬力も落ちてしまう。とはいえ、水素なら環境に効果的だからいい。
水素爆弾の実験で沈んだのが、旧日本海軍の旗艦「長門」である。ビキニ諸島沖で行われた実験では、戦争での沈没を免れた「長門」が標的として使われたのだそうだ。この戦艦は水素爆弾の爆発でも簡単には沈まず、まる一日ほどそのまま海上に健在だったという。さすがは日本を代表する戦艦だ。

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